ファクタリングの手数料はどう変わる?相場の変動を解説
2022.07.10
はじめに
ファクタリングの利用において、手数料はかなり重要な要素です。
手数料を低く抑えることができれば、売掛金の額面により近い金額を現金化できるからで、逆に手数料が高ければ高いほど、支払うコストが大きくなります。
なるべく手数料は低く抑えたいところですが、まずは手数料の相場を知っておくことが大切です。
手数料の相場が把握できれば、ファクタリング契約を結ぶべきかほかの会社に掛け合うべきか、判断しやすくなるはずです。
こちらではファクタリング手数料の相場と変動要因、手数料を安くする方法を解説していきます。
ファクタリング手数料の相場
ではまず一般的なファクタリングの手数料を確認しておきます。
2社間ファクタリングの手数料の相場は、売掛金額面の15%から30%です。売掛金によってこれよりも低くなるケースはありますが、30%を超えるケースは、正規のファクタリング会社では稀です。
3社間ファクタリングでは1%から9%です。
このように2社間ファクタリングよりも3社間ファクタリングのほうが手数料が低く設定されています。
例えば100万円の売掛金をファクタリングした場合、
2社間ファクタリングでは15万円から30万円が手数料として引かれるため、手元に残るのは70万円から85万円となります。
3社間ファクタリングでは、1万円から9万円が手数料となり、
手元には91万円から99万円が残ることになります。
上記は、手数料のみを費用として単純に計算しましたが、3社間ファクタリングのほうが、手元に残る額が大きくなるのは一目瞭然です。
2社間ファクタリングの手数料が高くなる一番の理由は、ファクタリング会社が売掛先から直接回収できないためです。ファクタリングの利用企業からの入金を待たなくてはならず、持ち逃げなどによる損失のリスクがあります。そうした未回収リスクの備えとして手数料が高めに設定されます。
逆に3社間ファクタリングではファクタリング会社は売掛先から直接入金を受ける形なので、回収もしやすくなりリスクも低くなります。そのため手数料を抑えることができます。
ファクタリング手数料が安くなる場合、高くなる場合
ファクタリング手数料の変動要因は、ファクタリング会社が負うリスクの大きさもそうですが、売掛先企業の信頼性も大きな要因の一つです。
売掛金が確実に支払われると予測される、事業規模や上場の有無、そして公的機関といったところが相手先なら手数料率が低めに設定されます。
逆に売掛金の支払いサイトが長い、売掛金が少額という場合、手数料の設定は高めです。
ファクタリングでは債権譲渡登記を行うケースがありますが、自分で行ったときは7,500円、ファクタリング会社に依頼する場合は司法書士を挟むこともあり5万円から15万円高くなります。これは諸費用としてファクタリングの買取金額から差し引かれます(ファクタリング会社が持つ場合もある)。
ファクタリングの利用に関してですが、初回利用の場合は手数料が高く、2回目以降は低く設定されるのが一般的です。
このように売掛先の信頼性、売掛金の額、支払いサイトの長短、債権譲渡登記の有無、ファクタリング利用回数などが手数料の変動要因となります。
まとめ
ここまでファクタリング手数料の相場と変動要因、手数料を安くする方法について紹介しました。
ファクタリングは2社間取引よりも3社間取引のほうが手数料が安くなります。しかし2社間取引は入金までがスピーディで、すぐに現金がほしい時に非常に有効です。これらメリットとデメリットをよく吟味して、どちらを利用するか決めていくとよいでしょう。
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