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資金が足りない!そんな時緊急でも資金調達できる方法

2021.02.22

資金が足りない!そんな時緊急でも資金調達できる方法

はじめに

買掛金の支払期限が目の前に迫っている、借り入れ金を今日中に返済しないと担保が取られてしまう、明後日の給料日に従業員たちに支払うための現金が手元にない…そんなのっぴきらない状況ですぐに資金調達するには、どのような方法をとればよいのでしょうか。

こちらでは資金ショートの緊急時に利用できる資金調達法を解説していきます。

資金調達方法を状況と早さ別に解説

1.ビジネスローン

資金調達の早さ:申し込み当日〜2日以内

金利(手数料)相場:6%から18%

 

▽概要

カード会社や消費者金融の事業者向けローンで、担保や保証人なしで借り入れできるタイプのものです。銀行融資などに比べると必要書類がやや少なく、審査難易度も低めです。

ただ金利が高いため、つなぎ資金の確保の意味合いで利用されることが多く、長期利用には向きません。

 

 

2.2社間ファクタリング

資金調達の早さ:申し込み当日〜3日以内

金利(手数料)相場:10%から20%

 

▽概要

売掛債権を持つ契約者とファクタリング会社との取引です。債権売買契約で債権譲渡を行い、現金化する方法のため融資とは異なります。

手数料は売掛債権の額面から割り引いて算出、残りの金額が入金されます。最短即日での入金が叶うのは2社間のファクタリングのみです。

 

 

3.手形割引

資金調達の早さ:申し込み当日〜1週間以内

金利(手数料)相場:1.5%から15%

 

▽概要

保有する約束手形を銀行等に買い取ってもらい、入金前に現金化する方法です。手形を担保にした融資であり、その点がファクタリングとは異なります。入金額は、期日までの利息や手数料を差し引いた額です。

手形割引業者に対して手形の買取りを依頼した場合に、最短即日での入金が可能となります。

 

 

4.不動産担保ローン

資金調達の早さ:申し込み当日〜1週間以内

金利(手数料)相場:2.5%から15%

 

▽概要

保有する不動産を担保にした融資で、低金利で高額の融資を引き出すことができます。不動産担保ローン専門業者ほか、銀行や消費者金融など幅広く取り扱っています。不動産の鑑定、登記を経た審査となるため、比較的時間がかかります。

 

 

5.無担保融資

資金調達の早さ:1週間以上

金利(手数料)相場:1%から3%

 

▽概要

いわゆるプロパー融資です。銀行が直接貸し付けを行うため、審査が厳しくなかなか融資許可が下りません。審査に時間をかけるため少なくとも1週間以上かかり、場合によっては融資まで1か月以上かかるケースもあります。

 

 

6.信用保証付き融資

資金調達の早さ:10日以上

金利(手数料)相場:1.5%から3.5%

 

▽概要

プロパー融資を受けられない企業向けで、信用保証協会が保証人になることで融資の難易度を下げることができます。

 

 

7.ABL

資金調達の早さ:1週間程度

金利(手数料)相場:上限15%

 

▽概要

商品在庫や売掛債権を担保とする融資で、売上が入金されるまでのつなぎ資金として活用されています。融資となる点、売掛金の不良債権化で利用者に支払い義務が発生する点でファクタリングとは異なります。

 

 

8.3社間ファクタリング

資金調達の早さ:1週間から2週間以上

金利(手数料)相場:2%から9%

 

▽概要

ファクタリングの利用者とファクタリング会社、売掛先の3者間で行われるファクタリング契約で、売掛先へのファクタリング契約の通知と同意が必要となります。売掛金の入金は取引先からファクタリング会社へ直接行われるのが特徴で、手数料は2社間ファクタリングよりも低めに設定されています。売掛先を挟むため、資金調達スピードは必然的に遅くなります。

資金調達のリスクと陥りやすい悪循環の状況

資金調達のリスクは、つなぎ資金として利用するのか、それとも長期的な資金源として利用するのか、用途を発揮しておかないと、将来的な資金繰りのリスクを拡大させてしまう可能性がある点です。

たとえば2社間ファクタリングの手数料やビジネスローンの金利は高く、毎月2社間ファクタリングを利用したり、長期にわたってビジネスローンを利用し続けると会社の資産を目減りさせてしまいます。

 

緊急でつなぎ資金を調達するときはあくまで「今」資金ショートに陥らないための、苦肉の策として意識すべきです。お金の使い道は人件費や経費支払いなどの優先項目に充て、資金繰りの改善策を講じながら事業を回していきましょう。

まとめ

ここまで資金ショートの緊急時に利用できる8つの資金調達法について紹介しました。

それぞれ入金までに掛かる時間も条件も異なりますが、それぞれのメリットとデメリットをよく吟味して、どの方法を利用するか決めていくとよいでしょう。

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